2006年12月24日

聖夜を前に復活! 寅の三題噺

〜『寅の三題噺』第8回 お題=亀田親子、中村獅童、ハンカチ王子〜

今年、何かと物議を醸した、いわゆる亀田親子
しかし年末になり、少し自身の言動に疑問を感じ始めていた



「オヤジよ、オレ頑張ってチャンピオンなったのに、
 何でこんなに文句言われるんじゃ?
「ほんまやのぅ〜。ワシにも解らんのや。
 討論番組で訳の解らん漫画家にケンカ売られたりな…気分悪い1年やったわ」
「オレ、ふと思うたんやけど、テレビ出たりする以上は
 多少、行儀良うしとかなアカンのと違うか?
「そうかのお〜別に気にしたこと、なかったんやけどなぁ」
他の人の真似して、オレ、少し行儀良くするわ
「さすがワシの息子じゃ。ワシも協力するで、ボクシングと一緒じゃ


…という訳で、もともと無い知恵を二人で必死に出し合い、
誰の真似をするかを考え始めた。

歌舞伎役者とか、ええんちゃうか? オレ知ってるで」
「伝統的な世界で生きとるさかいに、行儀よくやってるで、あいつら」
「誰がええかな〜そや!中村獅童ってヤツ、おるやん」
「おうおう、ワシも知っとるがな。人気もあるやろ」
コイツの真似したら、オレ、人気者なれるよな!?
「せやせや! よっしゃ、いろいろ調べたろ」

いつも大口を叩く割には、マスコミの書き方をいつも気にする親子
古いスポーツ新聞は、家に山積みである。

「オヤジよ…コイツ、子供作って結婚して、でも浮気して、飲酒運転して
 なんで人気あるんじゃ?
「やってること、ワシらとあまり変わらんのぉ」
「これやったら、まだオレの方が行儀ええんと違うか?
「さすがにお前は結婚はしとらんさかいな。不倫は無理やしのぉ」
「他のヤツ…探そうか」
「そうじゃのぉ」

さらに古新聞の山から、真似をするべきネタを探す親子。

「オヤジよ、日本にも王子がおったんやなぁ〜
「ほ〜どういうこっちゃ?」
「ほれ、この夏頃の見出し、“王子”“王子”って書きまくってるぞ」
「ワシも知らんかった…いやいや、これ、ただの高校生やぞ」
「え? どういうこっちゃ?」
「なになにハヤミ高の斉藤ユウキハンカチ王子ってあだ名みたいや」
「なんや、オレより年下やんけ」
「でも、すごいな〜ネーチャンが殺到しとるぞ、これ見てみぃ」

行く先々で女性ファンに囲まれる
斉藤君の姿に息子は只ならぬ敵意を抱いた

「オヤジよ、オレ、コイツに勝ちたいわ。シバキ行ってええかな?
「アホか。そんなんしたら、ますます世間に嫌われるぞ。少なくともモテへんぞ
「オレ〜悔しいわ。何か勝負して勝ったらええんかな?」
「さすが息子、賢いのぉ〜よっしゃ、勝負挑んだろか」
「何やろっか? やっぱボクシングかな?」
「いや〜この男前、ボクシングやのうて野球選手じゃ」
「オレ、野球知らんぞ」
「何か違うもんで勝負やな」

さらに新聞をめくる親子。

「オヤジ! コイツ、来年から早稲田に行くみたいや
「ほんまか?」
オレも早稲田行くで! 金用意してくれや
「息子よ。相手と同じトコ行っても勝負にならん。違う大学行って、勝負するんじゃ」

どうやらこの親子、
大学には高卒の資格がないと受験すらできないことを知らないらしい…

明治…ここはどうかな?」
チョコレートは明治、とかいう歌あるしな。甘そうやけど、悪くないな」
法政…ここは?」
誰が包茎じゃ! あかんあかん、そんなん。それよりココ、カッコええぞ!
「…」
「どないしたんじゃ? 息子よ」
「オレ…ケーオーは苦手なんや…
posted by 天八亭寅次郎 at 20:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 寅の小噺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そこだよね。K.O.勝ちすればバッシングなんてされないもんね。けど、あの親子にこんなセンスある会話は無理だな。
Posted by sin goto at 2006年12月23日 16:43
sinさま。
早々のコメント、ありがとうございます。
久々にやってみると、
やはりオチまで辿り着くのに
時間がかかりました。  

先日の試合は、
一応申し分のない判定勝ちだったようですが、
試合前の態度が態度だけに
KO勝ちでない限り、おとなしくしておいてもらいたいですね。
Posted by 寅ちゃん at 2006年12月23日 17:08
久しぶりの三題噺、堪能させてもらい
ました。
おもしろかったっす。

普通なら、親子で(特に親が)こんな会話
するはずないんですが、奴ら(特にええ年
した親父)の低脳発言の数々を考えたら、
もしや寅さん奴らの家覗いてきたんちゃうんか、
と思ってしまうようなリアルさがありました。。。

来年こそは、露出を少なくして頂きたい方々ですね、個人的には。
Posted by べちー at 2006年12月24日 23:15
べちー姉さん。
ありがとうございます。実は覗いてきました。

しかし、思えば落語に出てくる人たちって、
どっか「抜けてる」人が多いですよね。
そういう意味では、
あの親子は落語にはピッタリのキャラなのかも。

ま、同じく、もう見たくない気持ちですけど。
Posted by 寅ちゃん at 2006年12月25日 00:20
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