2010年11月16日

「With(@小堺一機)」にうなってみる

最近、ふと思った事があって、
自分は「お笑い」が好きなんじゃなくて
「エンタテインメント」が好きなのではないかと

もちろん漫才やコントの類も愛してやまないのだけれど、
その演目ひとつだけで、その世界に引き込まれるような
圧倒的な説得力のある「エンタテインメント」が観たい。


特定のアニメの世界を知らなきゃ理解できない漫談とか、
特定の人物を揶揄したり貶めることでしか成立しない「お笑い」には
正直、吐き気を催すほど嫌悪感を抱いているこの頃だ。



いつか、ここでも書いたかも知れないけれど
自分の「お笑い」の初期体験は「欽ちゃん」だった。
その頃は当然、方法論やギミックなどを意識せず観ていたのだが、
彼らの創る番組には綿密な計算や、斬新な手法が数々駆使されていて
それが現代の「テレビ」を創ったと言っても過言ではないのだけれど
その裏には「お茶の間のお客さまを楽しませたい」という
純粋な想いがあったのではないかと


それこそが、最もベーシックな「エンタテインメント」じゃないか。

だから、そこから育った才能たちは、
今なお多方面において活躍できているように思える。



例えば、いわゆる「欽ちゃんファミリー」の筆頭格・小堺一機さん。
「お昼の顔」として君臨して久しい彼だが、
司会者としての腕はもちろんだが、
コメディアンとしての幅の広さ、もっと評価されて良いのではないか

トークはもちろんのこと、芝居、ダンス、歌と、
何をやらせても、見る者を唸らせる技術を持っている。
シレッとタップダンスとかをこなしちゃう辺り、
“芸人”と言うより“エンターティナー”と呼ぶのが相応しいなと。



自身の演目に酔った半端者の「一発芸」ばかりが評価される現代、
観ているだけで幸せになるような、
腰の据わった「エンタテインメント」を見せようと思う制作者はいないものか。


今こそ、こういう人たちの「エンタテインメント」をガッツリ観たいのです。



そんな小堺・ムックン・一機の代表曲が「With」
作詞は来生えつ子、作曲は来生たかおというゴールデン姉弟コンビ
あの伝説の深夜ラジオ「コサキン」シリーズのED曲としてもお馴染みの曲だが
久々にこれを聴いて、上のような事を思った次第。。。






いいわぁ〜来生節。
「セーラー服と機関銃」「シルエットロマンス」「セカンド・ラブ」とかね。
それに並ぶ名曲やと思うんだがな〜「With」。

ぜひ、カラオケに入れてくれ






…一方でね、自分も
「文字でエンタテインメントができないものか」
って、ずっと考えてるんですが…。
見えかけてたカタチが、またボンヤリしてきてる最近です。
posted by 天八亭寅次郎 at 01:23| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月09日

「プレイバックPart2」にシビレてみる

しばらくね、ブログを書くのを止めてみてるんですけども
如何せん、「これはオモロい!」って現象には出会わないんですな。

んで「オモロい」ことって、何なんだ? みたいな定義論に走ったり。


テレビを観てると、相変わらずの「お笑い」ブームで。
でも「笑い」って、何なんだ? みたいな事考えながら観ると
これが、ひとっつも笑えないんですわな

こう松ちゃんのベクトルがこっち行ってて、
んで千原ジュニアの狙いはこっちで…みたいに
自分のフィルターを通してバラエティ観てると
画面が矢印でいっぱいになっちゃったり。

んで、そんな事考えながら観るもんでもないだろと自省。
知らんうちにオマエ、
ラリー◯田みたいなクソつまんねえお笑い評論始めちまうぞ、みたいな。



そんな中、音楽だけはずっと聴いてるんですが
こちらもまた、最近のモノには全く胸を撃たれないんですな

ちょっと前にも、最近の“J-POP”(この表記、嫌い)の歌詞は
「翼 拡げすぎ」「瞳 閉じすぎ」など慣用表現が多すぎることを
今さらながらに指摘して、世間は悦に入ってたようですが、
そりゃ昔みたいに「プロ」が歌詞書いてないんだもの
「夢みる少女じゃいられない」的な安っぽいシンパシィで
何十万枚ってCDが売れるってんだから

少しでも名前が売れたら勝ちなんだね、ってまた夢が無くなったり


だから最近は、より昔の音楽を聴くんですけども。
「やっぱり山口百恵はスゴい!」とか「もっと石野真子を認めろ!」とか思いながら。
フォークやニューミュージックはもちろんのこと
一番俗で安っぽいとされたアイドル歌謡でさえ、
楽曲の世界観を表現するための技術を持ってるんですな



70年代後半を代表するヒット曲に「プレイバックPart2」ってのがあるんですが、
これがまたスゴい訳です。ま、あたしが説明するまでもないんだけど。

軸にあるのは、主人公の女と、その恋人のケンカ
前の晩に、好き勝手ばっかり言ってる彼氏に
「バカにしないでよ!」って言って部屋を飛び出し、
その彼氏には「勝手にしやがれ!」なんて言われたりしてね。
…で結局、淋しくなってきて元に戻る、ってだけの
言うなればありふれた、つまんねえ話なんですわ

それが、いきなり

♪緑の中を走り抜けてく真っ赤なポルシェ

ですよ。
この時代にポルシェ乗って草原走ってるって…
アンタ石原家の人間か!? なんてヤボな事は言わないですが、
すごいキャッチーな世界になっちゃう



んで、ポルシェ乗って走ってるのは、
ケンカして出てきた次の日(たぶん)なんですわね。
ドライブ中に乱暴な運転してきた上に怒鳴ってきたオッサンに
思わず叫んだ「バカにしないでよ!」によって、

あれ…これ、どこかで…え〜〜と、とりあえず、今の言葉、プレイバック…


プレイバック! なんだよ!

(って、たぶん皆知ってるんだろうし、俺も知ってたけどさ)

アタシとカレシの2次元にとどまらず、
クルマで走ってる現在と、過去の二人という時空を超えたストーリー。

これっきり、これっきり。これは「横須賀ストーリー」。


そんな曲、その後の30年でも聴いた事ねえよ!



しかも、そんな名曲を夫婦で創ってるってんだから
こんなオモロい話はねえわな!


…ってのを、こないだの土曜日深夜に再放送してた
NHKの「SONGS」で再認識。
それが、ここんとこ、唯一オモロかった話




「なんか文章の腕、落ちたんじゃないの?」って?








バカにしないでよ!








山口百恵のスゴさを語らずして、これだけ喋れてしまう
これぞ名曲ってもんだ。
訳の解らん“笑い”やら音楽ばっかり聴かされたら、
あたしだって疲れるわ。
posted by 天八亭寅次郎 at 23:56| 大阪 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | ひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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